ワイヤーハーネスの市場シェアは
ワイヤーハーネスの需要が最も高い自動車産業における、ワイヤーハーネスの国内市場シェアについてご紹介します。
自動車産業におけるワイヤーハーネスは大手電線・部品メーカが自社製品を子会社に供給し子会社で製造されている場合が多いため、市場シェアについては親会社である大手メーカ及び販売メーカを製造元として表現しています。
ワイヤーハーネスの大手製造メーカとして、矢崎総業、住友電気工業、古川電気工業、フジクラ、ASTIの他、外資系のリアコーポレーション(米)が挙げられます。2016年の自動車部品としてのワイヤーハーネスの市場シェアは矢崎総業がトップで約50%、第2位が住友電気工業で約30%、第3位が古河電気工業で約10%、続いてフジクラ、リアコーポレーション、ASTIが各数%です。市場シェアの具体的な数値は変動していますが、特に上位に関して概ねの順位は長期にわたり変化していません。
トップの矢崎総業は国内の自動車メーカのほぼ全てにワイヤーハーネスを供給し、特にトヨタ自動車や三菱自動車、いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそう、UDトラックスに対しては約60%を超えるシェアを獲得しています。第2位の住友電気工業は日産自動車やダイハツに対して約50%を超えるシェアを獲得しています。古河電気工業はダイハツの約50%のシェアを獲得しています。