ワイヤーハーネスの製作費用を
コストダウンするためには
ワイヤーハーネスの製作費用をコストダウンする方法をご紹介します。
1:使用部品の競合見積
ワイヤーハーネスの製作に使用する部品に関して、既存の仕入先と新規の仕入先を交えて競合見積をおこなうと仕入価格を低減できる可能性があります。通常、同じ部品でも多数の商社が取り扱いをしています。必要部品の取り扱いがある商社を新規に調査して見積を相談します。場合によってはメーカとの直接取引も可能な場合がございますので、メーカにも問い合わせましょう。
2:作業の機械化
製作における一連の工程で、機械化が可能な部分があれば機械化したほうが製造効率の上昇が見込めワイヤーハーネスの製作費用のコストダウンにつながります。主に電線の切断、皮むき、半田、圧着、圧接が対象となります。機械は高額の製品が多いため、機械化によるメリットと機械投資金額を評価して購入の検討をしましょう。受注量によって適切な機械を選定します。
3:治具の開発
作業者が作業しやすいように治具を開発する事で製造効率を上昇させワイヤーハーネスの製作費用をコストダウンできる場合があります。アイデア次第で様々な治具を開発する事が可能です。自社での開発が困難な場合は、治具製作を生業としている企業を開拓しましょう。
4:各種業務フローの見直し
受注処理や製作工程、納入方法など、社内外の業務フローを見直すことで業務を効率化しコストダウンを検討する方法があります。現在の業務フローを整理し、多方面から効率化の検討をしましょう。IT化によって業務効率が上がる場合もあります。
5:仕様と部品の見直し
発注元に相談し、既存のワイヤーハーネスの仕様と選定している部品の見直しによって調達費用を低減できる可能性があります。安価で機能を満たす部品を提案し採用されれば必要部品の仕入価格を低減できる可能性があります。既に取引のある仕入先に相談し安価な部品を提案してもらうのも一つの手段です。また、仕様と部品の変更によって製作工程が短縮されると更なるコストダウンが見込めます。