ワイヤーハーネスとは
ワイヤーハーネスとは
ワイヤーハーネス(Wire Harness)は主に電気を伝える電線と、その電気を周辺外部に接続して伝達する端子やコネクタを組み立てた集合部品です。各種機器に動力となる電力と、機器制御のための電気信号を伝達する役割を持ち、自動車や様々な機械装置に組み込まれています。ワイヤーハーネスは電気を1対1で伝達する簡易な構造の物から多数対多数で伝達する非常に複雑な構造の物、また細い物から太い物まで用途により幅広く存在します。
ワイヤーハーネスは簡略してハーネスと呼称されるほか、配線、ケーブル、電線、コード、束線やケーブルアッシー、電線加工品、コネクタ配線、ケーブルハーネスなど慣用的な表現を含め様々な表現で呼称されています。
ワイヤーハーネスには機械組立工程の簡略化、接続間違いの防止、スペースの簡略化、可動や振動による摩耗の低減、耐火や耐油や耐ノイズなど環境耐性の向上などの機能を持たせることができます。
複数の線を結束させる場合は結束バンドやチューブやテープを用いて結束し、必要により摩耗、耐熱性を持たせるため電線をチューブやテープで保護します。また外部に設置するためにバンドやフックを組み込んだり、ノイズ防止のためにフェライトコアを組み込んだり必要な機能に応じた設計がなされます。